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2005.07.14

ロンドンの地下鉄

私、11年前にロンドンに行ったことがあります。地下鉄にも乗りました。今回テロに遭った駅も通りましたし、実際キングスクロス駅には降り立ちました。その時に見聞きしたことから今回のテロについて書いてみようと思います。
ロンドン中心部の地下鉄は、世界初の開業区間(蒸気機関車が牽引する列車が走った。SLが地下をですぞ、地下を!)の延長にあたる路線と、チューブと呼ばれる語源にもなった路線の二種あります。この二種では線路と車両の形態が大きく異なっています。初の開業区間の流れを組む路線は、当時の建設技術と排煙の関係から、地表の浅い部分を走行し、かつ線路が露天になっている箇所が多いです。使われている車両も地上を走行する一般路線の物とほぼ同じ寸法水準のものです。メトロポリタン線やサークル線がそれに当たります。
もう一方は、地中深い部分に作られた、断面が小さい円形トンネル(まさにチューブ)を走行します。現在の日本の地下鉄で多く見られるシールド工法で掘られたトンネルよりはるかに断面が小さいトンネルのため、車両も肩の部分が削られた独特の形態(まっ正面から見ると半円形。ちょっとオーバーな表現だが)になっています。車内は天井がドーム型だから狭苦しいし、また駅構内の連絡通路もチューブ型で細く狭い箇所があります。ヒースロー空港から市内中心部を結ぶピカデリー線(今回テロに遭った)は、このチューブの型の線区です。
何が言いたかったかというと、このチューブ型線区でテロに遭うこと自体が怖いということ。車両も狭いしトンネルも狭い。地中深いし、駅によっては地表とホームを結ぶ手段が「リフト」と呼ばれるエレベーターだけ(階段もエスカレーターもない。コベントガーデン駅がそうでした)で、ある意味非常時脱出に不安のある所もある。だから乗客はさぞ怖かったろうと思います。パニック状態に陥ったと報道にありましたが致し方ないと思います。
日本の地下鉄はどうでしょうか?古い線区もあれば最新設備を備えた線区もあり、画一的でないことは確かですが、駅と駅の中間あたりの部分から地表へ脱出しなければならなくなったときって不安に感じます。
あなたは普段地下鉄に乗っているとき、いま地表から何メートルくらい深い所にいるんだろうって考えたことありますか?

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