« 駅のアスベスト | トップページ | キリ番 »

2005.08.05

JR福知山線脱線事故続き

非常ブレーキについての報道が出ました。
要は、非常ブレーキは運転士が作動させたのではなく、何らかの要因で自動的にかかった、ということが判ったとのことです。
また事故後2週間あたりの報道には、脱線転覆を起こした当該電車は、この日だけで非常ブレーキが複数回作動していたとあります。
だいたい非常ブレーキというのは、めったに作動しない(させない)から非常ブレーキなのであって、一日に2回も3回もかかること自体がおかしいのです。事故を引き起こした当該電車は、ひょっとしたらこの日は何らかの欠陥が生じていたのかもしれません。
以前書いたことの繰り返しになりますが、運転士の操作ミスによるオーバーランというのは、せいぜい数メートル単位で収まるのが普通です。50メートルや100メートルなんて単位になれば、これは操作ミスというより、運転士が最初から規定箇所に停めること自体を失念していたのか、あるいはブレーキ自体の不具合であるとしか考えられません。
もし、今回の当該電車のブレーキに不具合が生じていたのなら・・・運転士は責められます。
しかるべき所にブレーキの不具合を申告し、運転続行の可否を諮るべきだったのです。
戦後まもなくの頃、近鉄奈良線の電車がブレーキホース破断により冒進(暴走)し、先行電車に追突して多くの死傷者を出す惨事がありました。
このとき事故を起こした電車は、直前に停車した生駒駅で、ブレーキの効きが悪くオーバーランしたのです。駅員が運転を継続するか尋ねたところ、若い運転士は行くと決断しました。戦後すぐの混乱期で、列車をむやみに運休したくないという背景こそあるものの、この電車が生駒駅で運転を打ち切っていたなら、惨事は防げたという見方があります。
非常ブレーキの件、事故調査委員会の見解を以後も待つことにしましょう。

|

« 駅のアスベスト | トップページ | キリ番 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/87227/5315276

この記事へのトラックバック一覧です: JR福知山線脱線事故続き:

« 駅のアスベスト | トップページ | キリ番 »