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2007.08.15

京都伏見の十石舟

約10年前に復活した、京都伏見の十石舟に初めて乗りました。Hi360465

以前は無かったうえに、なかなか乗船の機会がなく、今夏にようやく念願をかなえた次第です。
京都伏見のような地に、まるで水郷観光のような船があることを意外に思われている方が多いんじゃないでしょうか。

京都伏見は豊臣秀吉が築城した伏見城の城下町として栄えましたが、同時に京と大坂を中継する港町としての顔も持ち合わせていました。秀吉は築城の建築資材運搬のため、宇治川の治水工事を行なって、ここに「伏見港」を開きました。秀吉の死後も伏見港は京〜大坂の水運の要地として栄え、旅客専用の三十石舟や大小取り混ぜた船で賑わいました。坂本竜馬の寺田屋騒動で有名な寺田屋も、ここ伏見港の船宿だったのです。
明治維新後しばらくして鉄道網が発達すると、京都〜大阪の旅客輸送は水運から鉄道へと主役が代わったものの、伏見港は貨物輸送の要地として依然として繁栄していましたが、道路の整備によるトラック輸送の充実により、昭和37年に水運は無くなり、伏見港も大部分が整備埋め立てられます。
時が移った平成6年、伏見港開港400年を記念して三十石舟よりひとまわり小さいものの十石舟が復活しました。平成10年からは十石舟の乗合船としての定期運行が始まり今日に至ります。今回乗船したのは、この十石舟なのです。
月桂冠大倉記念館裏から乗船し、旧伏見港跡地までを往復(途中に旧伏見港跡地で下船して三栖こう門資料館を見学)する約50分のコースです。京都での乗船といえば保津川下りが有名ですが、たまにはこのような酒蔵と古い町家が立ち並ぶ景観の中をゆったりと進む船旅もいかがでしょうか?Imgp0048
京都って、観るところが本当に多いっす。ついでに今夏は京都人でさえぼやきたくなるほど暑いっす。

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コメント

伏見と言えば思いつくのは、鎌倉時代の伏見殿、坂本龍馬が常宿していた寺田屋、鳥羽伏見の戦い・・・歴史の端端で何度か出てきますね。一番華やかだったのは上皇が住んでいた頃や伏見城築城時なんでしょうか。

一度訪れてみたいところです、れじぇんどさんレポ有り難うございます。

投稿: かな吉 | 2007.08.16 09:29

あら!素敵ですね~~
50分もの~んびり優雅に船で京都の街を散策できるなんて~
ぜひ1度体験したいわ!
涼しくなったら・・・・(笑)

投稿: みや | 2007.08.18 07:11

>かな吉さん
伏見のこと、すごくよく御存知ですね。
ぜひ一度訪れてみてください。
寺田屋も見学できますし、鳥羽伏見の戦いの遺構も少し残ってます。
伏見が一番華やかだった頃は、やはり伏見城の城下町として人であふれかえってた頃でしょうね。あとは「伏見市」だった頃。ウチの親父の出生届を受理した役所は、まだ伏見市役所でした。ワタシの出生届は伏見区役所に出されましたが・・・

>みやさん
実際には、「50分も優雅に京都の街を散策」って言葉が似合うほどは優雅でないです(爆)舟に乗ってしまえば、酒蔵以外はあまりよく見えないし、川沿いにはマンションも建ってます。
個人的には、もう少し乗船距離が長ければと思うのですが、むしろよくぞここまで再現したという感銘のほうが大きいです。
涼しくなったら来てください。特に今年の夏は暑いよ(笑)

投稿: れじぇんど | 2007.08.19 14:39

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