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2012.09.09

ロンドン サンダウン競馬場 前編

今回は前編です。
近いうちに後編も書きますので、サンダウン競馬場でググってこられた方は両方ともご参照ください。

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学生時代のワタシ、いつかはヨーロッパの競馬場の一等席でワイングラスを傾けながら競馬観戦がしたいという夢を持っていました。
そこでせっかくロンドンに滞在するのだから、この学生時代の夢をかなえるべく、競馬場に行こうとワタシは計画しました。
ところがネットがいまひとつ発達していない94年当時、かろうじて名称だけ知っているアスコット競馬場やエプソム競馬場はどこにあるのか?、ロンドンからのアクセスは?、自分が行く時期に開催があるのか?という情報が日本国内では容易に収集できません。
開設して間もない渋谷エクウスに赴いたのですが、芳しくなかったです。
そのためロンドン市内でブッツケ本番にて情報収集することにしました。

とはいえ何もアテになる案内所などなかったため、こういうときこそ頼るべきだとアメリカンエクスプレスロンドン事務所に行ってみました。
結果は大正解で、日本語を話せるおばさまが2,3か所に電話して情報を集めてくれました。
そしておばさま
「Water Loo stationから国鉄に乗ってEsherという駅で降りてください。そこにSandown競馬場があります。Grandstandに入らずにOneday  member’s Ticketを買ってください」
とメモ書きを渡しながら教えてくれました。

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国鉄のWater Loo駅は場所が判っているので地下鉄で簡単に着いたのですが、18番線までプラットホームがある駅です。
どの番線のどこ行きに乗ればいいのか皆目見当がつきません。
アメリカンエクスプレスのおばさまも、列車の行先は教えてくれなかったのです・・・
ところが改札口上方にある発車案内をじっと見ると、13番線の列車の「途中停車駅」にあたる部分にEsherという文字があります。
たぶんコレやな!と(笑)
13番線の列車に乗り込んでみると、妙にすいています。
競馬開催日のJR武蔵野線、京王府中競馬正門前行き電車、京阪本線、阪急今津線の車内で必ず見かける、あの「赤エンピツに競馬予想紙のいでたち」のおっちゃんがいません。
急に不安になりました。
が、発車間際に、予想紙を持ったおっちゃんが一人乗り込んできました。
もう、猛烈に安堵しましたよ。誰かに尋ねようともお客がいないんですから。

列車はかなりの高速で走ります。
Water Loo出たときはガラガラだった車内も、停まるたびにお客が増えてきました。
途中でウインブルドンという駅を通りました。きっとあのウインブルドンなんでしょう。
この列車、途中停車駅の表示が出ていましたから各駅停車ではないんです。
だから列車が停まるたびに駅名を凝視しました。乗り越すとたいへんですから。

Water Loo出てから40分近く経ったころ、列車はEsher駅に着きました。

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無人駅でした。
でもそこそこ大勢のお客が降りてきました。
駅からは競馬場が見えませんが、ここで降りたお客は間違いなく競馬場に行くんだろうと、人波といっしょに歩き出しました。
10分ほど歩くと日本の地方競馬場によくあるようなスタンドが見えて、その手前に小さなゲートがありました。
もーワタシ、よくぞここへたどり着いたと感無量状態ですよ。
ゲートのすぐ横で予想紙を売ってるおっちゃんが気さくに話しかけてきたので、ワタシひとまず
「I want to buy a Oneday member’s ticket」
と話すと、通じたようで
「このゲートはグランドスタンド入口だから入るな。もう少し先に別の入口があるから、そこで係員に尋ねてみろ」
という内容の言葉が返ってきました。

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その言葉通りにフェンス沿いに歩くと、別の入口があり、さっきのゲートのよりはるかに立派な窓口があります。
どの窓口に話せばいいのだろうか?と考えていると、後ろから立派な体格の係員が来て何か話しかけてきました。
すかさずワンデイメンバーズチケットの話をするとその係員、ワタシの肩に手をかけ、ひとつの窓口に連れて行き、窓口内の女性係員に
「このはるばる東洋から来た客をワンデイメンバーズにしてやれ!」
という内容の言葉を投げかけてくれました。
渡されたのは、通常よくあるチケットではなく、厚いボール紙でできた一日会員証とでもいうべきモノで、ヒモがついています。
このヒモをスーツの襟孔に通して身に着けるんですね。
ワタシ、スーツ着てたんです。つまり一日会員証を付けられる服装なんです。
大げさに言うなら一日会員として認められる最低限の服装だったんです。無帽でしたが。

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ここでようやくある程度の状況が把握できました。
グランドスタンドというのは一般席、つまり2等席であって、1等席が会員席ということだったんです。
列車がすいていたのも、日本とちがってブックメーカーが主流をなすロンドンでは、何も競馬場まで行かずとも、市内にいくらでもあるブックメーカーで投票できるからだったんです。

次回の「後編」ではサンダウン競馬場の様子を書きます。

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