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2013.02.24

定点写真 その11 京都 七条千本

しばらく記事にしていなかった定点写真シリーズ、第11弾は京都・七条千本です。

Nanajyousennbonn7709272

1枚目の画像は1977年9月に、七条通りにあった七条千本電停から七条通りの東方向を撮影した光景です。

このシリーズの京都市電の光景とは違って、画面の中央、こっちに向かってくる電車は、ちょっと変わった線路を走行しています。
ここは、画面後方に見える国鉄(現JR西日本)山陰本線と立体交差している部分なんです。

京都市電七条線が七条大宮から西大路七条まで延長されることが決定したのは大正12年のことでした。
ところがこの地では既に山陰本線の線路が敷設されていました。
当時(今もですが)の法律では、一部の特例を除いて、一般の鉄道と路面電車が平面交差することは認可されません。
そのため七条通りの中央を掘り下げて、山陰本線の下をアンダークロスがする線路を敷設しなければならなくなったのです。
こうして昭和3年にこの立体交差は完成し、廃止になる昭和52年まで、市電が山陰本線の下をくぐる光景が見られることになりました。

この立体交差区間、自動車の通行が厳禁されていたうえ、かなりの勾配だったので、市電は高速で車体を左右に大きくピッチングさせながら走行しました。
昼間なら車内灯は消されていたので、交差部に差し掛かると車内が真っ暗になったのもご愛嬌でした。

2枚目の画像は、2010年に、1枚目の画像とほぼ同位置同アングルで撮影したものです。

Nanajyousennbonn7709272_1

立体交差部の線路は廃止後に埋められてしまい、また山陰本線も昭和51年に本線部分が高架化され、地上部に残存した貨物線も昭和59年に廃止されたため、今ではこの部分、七条通り地平部から見られる線路はすべて無くなりました。
が、1枚目の画面右側にある倉庫建屋は当時とあまり変わらず今も健在です。
また、アングル内の光景自体が、36年経った今もあまり変わりません。
カメラのアングルとは反対側の西側(七条七本松方向)を向くと、七条通りに商店が立ち並び、人通りも駐車するクルマも多く賑やかな界隈になり、また画像の奥のほうの七条壬生通方面は、これまた梅小路貨物駅跡に出現した梅小路公園と京都水族館に訪れる人で賑わっているんですけど、ちょうどこの旧立体交差部だけ人通りが途切れて妙に落ち着いてしまいます。

七条通りを横切る山陰本線の大きな踏切の真下を、京都市電が轟音をあげて走行する光景自体が、今や知る人ぞ知る思い出となってしまっているようです。

ちなみに同じ七条通りで路面電車である市電と京阪電車が平面交差している光景が見られましたが、これは京阪電車が路面電車としての免許を取得して線路を敷設していたために認可されていたために実現したものなんです。

Nanajyoukeihann780903

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