柏競馬場について 後編
「前編」では、柏競馬場がどのあたりにあったのか考察しましたが、この後編では、その柏競馬場の具体的な痕跡や跡地について記述したいと思います。まだ「前編」をお読みになっておられない方は、まずそちらをご参照いただきたいと思います。
まず右の画像は、前編にもあった、現在の豊四季台団地に重ねてみた柏競馬場のコース想定図です。青紫色の太線がコース、細線がスタンド。朱色線が当時から現在に至るまで存在している道路です。
それで今回はこの図に明緑色の短いラインを入れています。このラインは、書籍「廃競馬場巡礼(東邦出版)」の中で紹介されている「千葉銀行の建物の奥手から集会所の前、図書館の裏をまっすぐに貫く高さ70センチほどの段差」です。この本では、この段差がかつての厩舎とスタンドの境界線にピタリと一致するとあります。
ここから先の画像は現在のこの界隈の様子です。
まず先ほどの画像内にある①の矢印方向に向けて撮影した画像が、この右側の画像です。
画像の左側は柏六小の敷地です。この道路は競馬場コースの外縁に沿って整備されたと考えられますので、このゆるやかな曲線こそ、かつてのコース曲線の名残といえます。左側の柏六小の敷地内にコースがあって、道路の左側に沿って外ラチ(柵のことね)があったのでしょう。ちょうど画面奥が第3コーナーにあたり、立っている場所は3コーナーから4コーナーの間の短い直線の始まり部分(の外側)にあたります。馬は画面奥からこっちに向かって走ってきたのです。
次の画像は、先の画像の②の矢印方向に向けて、前述した「段差」を撮ったものです。
正直言って、本に記述されている段差とは、この段差のことなのか。さらにこの段差が本当に厩舎とスタンドの境界と一致するのかワタシは証明できないのです。ただ、本来平坦地であってもいい団地の敷地に、このような段差が1箇所だけあるのは珍しいと思います。本来は造成時に均してしまうものでしょう?
豊四季台団地そのものの画像は、団地関連のHPを持っておられる方が美しい画像を公開しておられる(こちらやこちら)のでご参照ください。
ワタシがラストに公開するのは、柏競馬場の身代わりのように建設された船橋競馬場の画像です。もし今も柏競馬場が残っていたなら、このような風景が今も柏で観られたことでしょう。







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