マンション内覧会のコツ(姉歯発覚以後のマンション購入記その5)
この記事は2006年2月に書いたものなのですが、追記のうえ再公開します。
ちょうどワタシの学生時代の友人から、ワタシ自身のマンション内覧会での経験談を聞かせてほしいというメールが来たことと、このブログにコメント寄せていただいた方の中に、柏市や流山市にマンションを購入されて、入居までの情報源としてこのブログを楽しみにしておられた方がいたのを思い出したからです。
では棒点線から棒点線まで、いったん前回の記事をそのまま掲載します。
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・その5 内覧会へのプロの同行
内覧会当日にプロ、つまり一級建築士が同行して、素人では分かりにくいチェックを行なうという、姉歯以前からある企画です。
様々な会社や個人が行なっており(内覧会・同行でググると何件もヒットします)、時間はおおむね2~3時間で、料金は4~6万というところです。
売主のセールス諸氏は、この内覧会に同行するプロ達を「内覧屋」と呼んでいます。
この「内覧屋」さん、セールスが思わず感心していっしょに勉強させてもらうほどの適確なチェックをする人もいたら、一応指摘はするものの最後はシャンシャンで終わらす、売主とグルじゃないかと疑いたくなる人もいるそうです。
小中規模マンションで2割、大規模マンションで1割の購入客が同行を申し込んでいるのが実状だそうです。
私ですか?申し込んでいますが内覧会はまだ先なんです。
勘の鋭い方や経験者の方ならお解りだと思いますが、この内覧会同行サービスでは、構造計算の偽装は見破れません。またチェックの主体は内装が中心であって、マンションの構造まではチェックの対象になりにくいのです。
よって、これも前回の設計図書とおなじく、耐震設計偽装問題のあるなしに関わらず、検討すべきものなのでしょう。
教訓:内覧会に同行してくれる一級建築士は、耐震構造偽装までは解りません。現にヒューザーの物件だって、同行チェックを行なった購入者はいたことでしょう。
次回は、売主のヒューザーに対する見解です。
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それではここから先は自身の経験談と、これから内覧会を控えている方々へのアドバイスを書いてみたいと思います。
ワタシは上記記事にあるように一級建築士の同行をお願いしました。この方、結果から先に言うと、購入者の視点に終始して、ものすごく的確な指摘をしてくださった素晴らしい方でした。
当日ワタシが持参したのは、筆記具のような当たり前のものを除くと、メジャーと水準器、部屋見取り図、それに内覧チェック表です。一級建築士の方は脚立を持参されていました。
一級建築士の方は、ワタシが持参した内覧チェック表を元に、チェック箇所を分担されました。一級建築士の方は、どうしても素人が見逃してしまいそうな箇所を、ワタシは素人でもチェックできる箇所を・・・という感じの分担でした。
時間にして2時間半は優にかけたでしょうか。立ち会った施工会社の担当者も、ムリに切り上げようとはしませんでした。
で、内覧会第一回目での改善指摘箇所は50箇所にのぼりました。ほとんどは補修が簡単なキズでしたが、大きなのは①洗面台に水が出ない②ユニットバス内に途方もなく大きなキズがある③見取り図には3基ある廊下の照明が2基しかない④主洋室ドアの下部の隙間が開きすぎ・・・というところですね。洗面台に水が出ないのにはまいった。洗面ボウルから排水が漏れずに流れ出るかのチェックができなかったのですから(笑)
これら大きな指摘箇所も、再内覧会では見事に補修されていました。
ではこれから内覧会をひかえている方々へのアドバイスです。
1、納得いくまで時間をかけろ
「所要時間は1時間にてお願いします」なんて言われても、高価な買い物ですから納得いくまで見ましょう。当日立会いされるのは売主ではなく、事実上初顔合わせである施工会社の社員です。部署も接客態度も様々で、ハッキリ言って当たり外れがあります。
2、自信がなければプロの同行を
やっぱり素人ですから、一生一度の高価な買い物だと思えば思うほど、当日は舞い上がってしまうワケ(笑)。手元に自作した内覧チェック表まで持ってきていても、なんか浮ついてしまう。プロの方は慣れているし、また他の数多くの物件を見ておられるので、「比較」という武器を持っておられます。
3、役割分担をキチンと
夫婦で手分けしてチェックするのなら、綿密に役割分担をしましょう。特に(ハッキリ言って)女性はどうしても表面に見える部分しかチェックしないので、ある意味危険。悪質な施工会社は、そこを見越して表面に見える部分に注力して、裏側は手を抜きっぱなしという例が多いようです。
4、共用部分は最低限のチェックを
自室の玄関ドア表面だけは、キズがないかチェックしましょう。それ以外の共用部分にはあまり手がまわらんでしょう。それよりも占有部分のほうが大事です。
5、補修、改善できないのもある
原文にも書いたのですが、構造計算偽装なんかは見抜けません。また部屋の床や壁が傾斜してると判っても、正直なところ、もはや改修できないでしょう。残念ながらカスをつかんだと諦めるしかないみたい。そういう点ではワタシ水準器を持っていったものの、当日あまり活用しませんでした。ビー玉転がしてチェックって、現実性ないようです。
さーて、ワタシと同じように内覧会を経験された方は、今回はどんどんコメントして、アドバイスの付け足しをしてください。またこれから内覧会をひかえている人(特にワタシにメールくれた友人であるキミ!)も質問コメントしてみてください。
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